キクイモを育てるヘヴンリーファームのこと

土作りに重点を置く農法「炭素循環農法」で育つキクイモです。

皆さま、店主の茶野です。
昨日から始まった「キクイモとツナサンド」のキクイモを育てるヘヴンリーファームの紹介です。

 

2/15~
「キクイモとツナサンド」
ヘヴンリーファーム高松さんも絶賛ハマり中。

 

ヘヴンリーファームは、川崎市麻生区岡上という場所で無農薬、無化学肥料にこだわった農法で野菜を育てる農家さんです。
また特徴的なのは、きくらげも栽培していること。
高松さんが就農した時に、農地にある建物を生かしてきくらげ栽培をやりたいと思い立ち、建物を改造してきくらげ倉庫にしてしまいました。

 

すごいなと思うのは、倉庫の中のきくらげ畑(私が勝手に呼んでいる)も全て高松さんの手作り。
ホームセンターでパイプや棚になるものを探し、角度なども研究しながらきくらげ畑を作り上げてしまっていること。

 

まずは自分で作ってみる。

 

たくましい。
そのたくましさが、農業やる人、特に自分の代から自分にしかできない価値を作りたい人には不可欠だなと思います。

 

そして、外の畑。
「炭素循環農法」という農法を行って野菜を育てています。

 

ヘヴンリーファームのHPからの文章を紹介します。

 

「私たちが実践している、「炭素循環農法」は、土を作るという事に重点を置きます。

人工的な肥料を与えて野菜を育てることは、商業的にも工業的にも繁栄をもたらし、実際に私たちはその恩恵の中で命を育んできました。

誰もが安心で安全な食料を求めるし、それは当然で、必然のことのように思います。

育てるという事はとても時間がかかります。
実際に、私たちは非常に生産性の低い農業を実践しているように思われるかもしれません。

しかし、時間をかけて丁寧に育てた野菜たちは、収穫した後もその命を保って、簡単には朽ちることはありません。
腐らないわけではありません。
でも、私たちの口に入るその時まで、新鮮な姿で生きています。」

 

共感します!

 

パン(ベーグル)だって同じです。
スピード発酵させて、機械で分割して、大きな建物のようなオーブンでラックごと大量に焼くこともできます。
食品添加物で腐りにくくしたり、冷凍しても食感が落ちないようにしたりすることもできます。
そしてそういう製法で作るものは、価格も安定していて買いやすい。
いつでもあるし、味も食感も安定しています。

 

パン学校で勉強している時に、食品添加物の授業もありました。
添加物を入れてパンも作り、味わいの変化も学びました。

 

ものを作るって時間がかかります。
買ってきたものを使えば、早い。
でも、自分たちで作れるものは作るから、他とは違う味わいになるし、季節の変化による味の変化も感じて調整をすることができる。
時間と人の手間暇がかかります。
そういう見えない時間や手間暇を私たちの作るベーグルや焼き菓子から感じてもらえるように、私たちも伝える努力を続けていきたいです。

 

 

「ヘブンリーファーム」

FRESH FOOD MARKET(直売所)

毎週、水曜日・土曜日
無農薬野菜・加工食品などの販売をしています。
営業時間:10:00-16:00  不定休
(現在11/1-水曜日・土曜日の営業となっております)

神奈川県川崎市麻生区岡上1025

 

ヘブンリーファームのHPはこちら。
http://heavenly-farm.holy.jp/