今週末の青梅タルト登場までの苦労話

商品化するまでいつもドキドキです。

おはようございます。
店主の茶野です。

 

今日は今週末登場する新作の青梅タルト登場までの苦労話。

 

6/29(土)6/30(日)11:00~
キュンとなる爽やかなタルト
「森島さんちの青梅のタルト」

 

ご予約もLINEで承りますので、ぜひぜひ!

 

初めて登場する青梅タルト。
ベーグルでも焼き菓子でも同じですが、商品化するまでって、いやいや商品化した後も皆様の反応を聞くまではいつも悩みまくります。
余談ですが、商品化が決まってからの価格決めとPOP書きも悩みの種でけっこうストレスです(笑)

 

今回一番悩んだのが、これ!
土台となるタルト生地の製法。

 

パートシュクレというバターをクリーミングするタルト生地にするのか。
パートブリゼというバターをそぼろ状にする生地にするのか。

 

今までのいちごのタルトや、りんごのタルトでのタルト生地の製法や配合はそれぞれ違います。
結構悩みに悩んで、今回はパートシュクレのタルト生地にしました。
初心に戻る気持ちで20代の頃作っていたこのタルト生地を選びました。

 

パートシュクレで作るタルト生地は、きめが細かく、ほろっとした口あたりが特徴。
そのまま型抜きして焼けばサブレになります。

 

タルト生地の配合も今までと違います。
今までは有塩バターを使う生地が多かったのですが、今回は無塩バターにしました。
酸味がしっかりした青梅をより引き立てるために、タルト生地の塩分は控えめに。
そして焼きこむ青梅が主役になるように、タルト生地はさくさくっと口の中で消えていくように卵は卵黄だけにしました。

 

次に悩んだのが、アーモンドクリームの配合。
アーモンドクリームは無塩バター、砂糖、卵、アーモンドパウダーの4つの材料を同じ分量で作るのが基本。
この基本に、粉を少し加えてふっくらさせたり、レモン汁やラム酒を加えたりする場合があります。
今回は王道の粉なし。
ラム酒の量は試食しながら、もう少し入れたいな、、、と思うくらいにして、青梅の香りを飾り過ぎないようにしました。

 

ベースが決まった後に、悩むのがそれぞれの分量。
タルト生地の分量は型の大きさに合わせるのでいいとして、
アーモンドクリームの量と青梅の量はどうするのか。

 

アーモンドクリームが多すぎると、青梅食べている感じがなくなります。
最初の試作がこれ。
アーモンドクリームに対して青梅多めでたっぷりにしました。
でも、青梅が甘すぎて、1個食べるとTOO MUCHな感じ。
なんか凡庸なんです。

 

青梅の量を減らしアーモンドクリームを多くして、青梅が一面を覆わないようにしました。
口の中に両方がバランス良く入るように。

 

青梅甘露煮だけだと酸味が足りなかったので、酸味がしっかりしている青梅ジャムを混ぜることにしました。
タルト生地の上にも青梅ジャム塗って、青梅甘露煮は青梅ジャムと和えます。
甘いだけでなく、その甘さの奥に酸味があると、タルトとして美味しくなります。

 

新しい商品が登場するまでって、じみーに悩むこと沢山あります。
後から振り返るとどうしてあんなに悩んでいたのかと思うのですが。

 

だからこそ、皆さまが美味しいねと喜んでくれた時が最高に嬉しい。
きっと苦労したり時間かけた分、返ってくるものも大きいだろうな。

 

話は変わり、私の体調不良について。
酷く辛かった頭痛がマッサージのおかげで治ってきて、運動しなければ!リハビリのトレーニングしなければ!と気力が出てきました。
右腕の痛みはまだまだあるので、ゆるやかな筋トレも同時並行でやらなければと思い立ち急遽購入したヨガマット。

 

どのメーカーにしようか散々悩み、体の負担がない厚みは何ミリなんか散々ググって、色はどうしようか散々悩んで。
やっと決まって到着したヨガマット。
いい感じ。
これでリハビリのトレーニングも頑張れるよね!!

 

と思って目を離したその一瞬。

 

やめてー!!

 

うちの猫シオンくんに秒で爪とぎされて、穴あきました。。。

 

まだ1回も使っていません。
まだ1回も。
なのにすでにボロボロな感じ。

 

おかーさんは、とてもがっかりだよ。
シオンくん。

 

 

ブログを書いた人:店主 茶野佐知子
ベーグルと焼き菓子が好きすぎて、自分の作るもので目の前の一人の人を笑顔にしたくて前職のCAを辞めて「ベーグルカンパニー」というベーグル屋を開業。