台風10号被災からの復活「髙橋真二郎フェア」

2016年の台風10号
「龍泉洞黒豚ファーム」も被災を乗り越えて。

皆さま、店主の茶野です。
5年前に岩手県岩泉町を襲った台風10号。
その年の1月に私は髙橋さんのことを紹介してもらいました。
2016年8月30日、台風10号が岩手県大船渡市に上陸しました。
東北や北海道の太平洋側では記録的な大雨となり、河川のはん濫や建物の浸水被害が発生。
10名を超える犠牲者や行方不明者が出ました。

 

髙橋さんの養豚場「龍泉洞黒豚ファーム」も被災しました。
台風が猛威を振るう最終は自然の脅威を感じ。
過ぎ去った後には、自然の壮大さと豚たちの逞しく柔軟な姿に圧倒されたとのこと。

 

母豚用の放牧は、飲水が可能なようにと河川の側で放牧されていますが、
豚たちは1頭も行方不明になることがありませんでした。

 

髙橋さん曰く、
「むしろ台風で柵が崩落してより自由度が増して生き生きしていたようにさえ見えた」とのこと。

 

自然の中で放牧されている豚は力強いです。

 

台風が過ぎた後、2年前に髙橋さんのもとを訪れた際に、2年たっても修復がストップしたままの場所もありました。
現在は、台風の被災箇所の修復は終了していますが、下流の国道沿線の河川は修復工事中です。

 

髙橋さんがスライスや真空を委託していた加工場も、再建のめどが立たずでした。
他の加工場で加工をしてもらうことになりましたが、今までの仕上がりとは異なりドリップが出てしまう。
しばらくの間、髙橋さんも加工に立ち会いながら心を痛めていました。
大切に育てた豚肉を、美味しい状態で皆さまにお届けしたいと。

 

台風の被害を乗り越えてきた髙橋さんの龍泉洞黒豚を、ぜひ応援していただけたら嬉しいです。

 

 

9月~10/9(土)
「髙橋真二郎フェア」

岩手県岩泉町の龍泉洞黒豚は、心を揺さぶる本物の味。
今年も岩手県の養豚家、髙橋真二郎さんが手間暇かけて育てた豚肉を使ったフェアです。