美味しいピーチパインを、もっと美味しくしたい!
皆さま、店主の茶野です。
西表島の完熟ピーチパインを使ったサンド。
ピーチパインとの最初の出会いは、HPの打ち合わせ兼、横浜水信さんの早野さんを紹介していただけた5月末。
横浜水信の早野さんとの初顔合わせの時に、サンプルを何点か持ってきました!と紹介いただいたのがこのピーチパイン。
パインの他にも色々な農作物を提供いただいたのですが、見た瞬間からベーグルサンドに出来るかもと直感がありました。
まずは形が丸くて、サイズもベーグルにぴったり。
ガンと大きくカットして、ベーグルに挟んだらこれからの蒸し暑い季節に美味しそう。
そして、打ち合わせの最中にずっと漂う甘い桃のような香り。
この香りから、これは本当に甘くて美味しいパイナップルに違いないとワクワクしていました。
今回、ピーチパインを初めて食べた時に、「あまい、うまい、ジューシー!」と感動しました。
こんなに美味しいパイナップルがあるんだと。
この感動をお客様に伝えずにはいられなくて、生のままサンドして食べてもらおうと思いました。
新作を考えるときに大切にしているのは、まずは旬!
農作物自体の味。
そして、その農作物以上に、付加価値がついた美味しさが生みだせるか否かということ。
生みだせないなら、ベーグルにしないでそのまま食べたほうが良いわけです。
サンドというイメージが決まると、次にはパインに何を合わせるか考えます。
最初は、ベーグルにパインだけをサンドして試食します。
そして、「あー、このサンドにはこれが入っていて欲しい」という感覚を持ち、サンドに何をはさむか決めます。
ジューシーだけれど、しっかりとした食感があり噛み応えがあるので、硬めのクリームチーズにしようと思いました。
クリームチーズも色々と作ります。
何も味付けしないクリームチーズ。
砂糖を入れて甘くしたクリームチーズ。
パインをカットして混ぜたクリームチーズなど。
パイン入りクリームチーズの相性が良いと決まると、今度はパインとクリームチーズの比率を探っていきます。
比率が決まると、ベーグル1個につき何グラム入れるのが一番良いのか、
何グラム入れると決まったら、パインを挟んで上下のグラムをどのようにするのかを決めていきます。
ここまで来たら、あとはお客様の気持ちになって1個丸ごと食べます。
そうすると、「あっ、パインが噛むとずりおちるから、見えない程度にカットを入れよう」
「高さがこんなにあると果汁が滴るから、高さはMAX何CMにしよう」
「冷やした方がパインとクリームチーズがなじんで美味しいかも」など、色々なことが見えてきます。
こうして、何度も1個丸ごと試食するということが繰り返されます。
1個丸ごと食べて判断するのは大切なことです。
一口では美味しくても、全部食べると胸やけしてしまうことも。
一口では物足りなても、1個丸ごと食べると満足することもあります。
あくまでお客様が買って食べるという場面に、自分を置き換えて判断するようにしています。
新商品を出すたびに、体を張って試食しています!