12月「X’mas焼き菓子フェア」、ざくざくスコーンも新作登場です!

5年ぶりに、スコーンにも新作が登場します!

皆さま、店主の茶野です。
明日で11月最後ですね。やっと晴れて良かったー。

さて、来月からのX’mas焼き菓子フェアですが、スコーンにも新作が登場します。

 

「レーズンとオレンジピール」

「クランベリーとくるみ」

 

今までのスコーンのラインナップがチョコ系が多くて、ドライフルーツのスコーンもスコーンも作りたいとかねがね思っていました。
この2種類はずーと前から決めていたのですが、ベーグルの新作ばかりで、なかなか登場する機会がなくて困っていました。

この焼き菓子フェアは、今まで食べてもらいたかったけれど、作る時間をなかなか見つけられなかった焼き菓子がたくさん登場します。

ベーグルカンパニーのスコーンが好きな方は、きまっておっしゃってくれます。
「ざくざくしていて、食べている感がある」と。

うちのスコーンは、登場するまで数か月もかかった世話の焼ける子でした。
最初はふわっとしたスコーンを考えましたが、個人的には顎が強くなるようなしっかり噛むものが好きなので、スコーンもざくざくにしようと決めました。

ざくざくにするには、空気の層をたくさん作る必要があります。
わざとバターを粒粒にして生地の中に混ぜ込みます。
イメージは、パイ生地のような感じです。
バターが焼くときに溶けて空気の層を生地の中に作ってくれるから、食べたときにざくっとします。
なので、同じ配合でもバターをさらさらにすると、しっとりスコーンになります。

また、ざくざくスコーンは、焼き方も大切です。
高めの温度で、短めに一気に火を通す。
優しく焼いていると、生地の水分(牛乳など)がどんどん蒸発してしまい、食感がぱさっとした感じになってしまい、良くない。
でも、中心部分には火が通ってなくてはならない。
スコーンは竹串さして、「焼けたかな?」なんて確認することができないので、見極めが必要です。
新人スタッフには、「側面の層にも、焼き色が入っていること」と教えますが、これも毎日見て覚える経験が必要です。

なんとなく作っているように見える焼き菓子ほど、実は色々と細部まで計算して作っています。
うんちくはどうでもよくて、食べて美味しいと思ってもらえたらそれで良い。

でも初めての焼き菓子フェアに合わせて、たまにはこのブログでくどくど書いてみました(笑