大切な人と過ごすバレンタインに食べて欲しい。
カカオが放つ豊かな香りと渋みを充分に楽しんでいただける、大人のためのプレミアムガトーショコラ誕生です。
皆さま、店主の茶野です。
大切な人と一緒に過ごす時間。
かけがえのないものですね。
夫婦で、
恋人同士で、
親子で、
大切な人と一緒にゆっくり過ごすバレンタインに、このガトーショコラを一緒に味わって欲しい。
その願いを込めて作るガトーショコラです。
そんな大切な時間に相応しい素材を使います。
まず、ガトーショコラの味を決めるチョコレート。
ヴァローナのものにしようと決めていました。
チョコレートといえば、製菓職人や料理人の中では高品質のチョコレートの代表格として知られているヴァローナ社。
それもカカオ分70%の「グアナラ」。
グアナラは、ヴァローナのHPから引用すると「力強くもエレガントな苦さに極み、持続性のある香り」。
ヴァローナ社にこだわるのは、理由があります。
前職時代にシニアソムリエの資格を取りました。
ソムリエや料理人の友達とフランスのワイン醸造家巡りをしていた時、フランス南東部のローヌ地方にも行きました。
ローヌはボルドーについで広いワイン産地。
ローヌのターンエルミタージュという町は、ヴァローナ社 のチョコレート工場がある事でも知られています。
当時の私はヴァローナの価値を良くわからずに、友達に連れられて訪問していましたが、やはり自分が訪問したヴァローナ社にこだわろうと。
そして、香りづけに使うのは、シャプティエの1991年産ヴァン・ド・パイユvin de paille。
ローヌで訪問したシャプティエやギガルというワイナリー。
畑もぶどうも直接本人から説明を受けて。
ワインのために勉強しはじめたフランス語で、ほとんど通じていないのにコミュニケーションを取っていました。
その時の私はいつかワインの世界で仕事をしたいと思っていたので、訪問した証として醸造家の方から直接ワインを買っていたんです。
その時に買ったワインの1本がシャプティエの1991年産ヴァン・ド・パイユvin de paille。
ソムリエ友達が珍しいから買いだよ!と。
パイユは「藁」を意味するフランス語で、「藁ワイン」と表現されることもあります。
収穫したぶどうを醸造前に藁の上で乾燥をさせて、水分が蒸発して糖分が凝縮したぶどうができあがります。
そのぶどうからワインを作る甘口ワインをヴァン・ド・パイユと言います。
主にジュラ地方でのみ作られる醸造方法ですが、例外的にコート・デュ・ローヌのエルミタージュでもわずかに生産されています。
その例外的生産のシャプティエの1991年産ヴァン・ド・パイユ。
大切な時に開けようと思っていました。
しかし、あの時のソムリエとして頑張っていた自分の思い出が懐かしくて、愛おしくて、ワインを開ける日は来ませんでした。
このままだと一生開ける日は来ないと思います。
もはやこのワインは、私にとってはワインという飲み物ではなく、私の一部です。
この大切な思い出が詰まったワインを、ベーグルカンパニーのお客さまと一緒にガトーショコラという形を通して体験してもらいたい。
そうしたら私のワインも役に立つのではないかと思います。
大人のプレミアムガトーショコラは、バレンタイン限定。
2/1(土)~2/15(土)まで。