「クッキー」復活、こだわりの数々

クッキーが2か月振りに復活しました。
焼き菓子の美味しい季節です。

皆さま、店主の茶野です。
秋になって、クッキーが復活しました。

 

こういうシンプルなものは、ちょっとしたこだわりがあります。
そのこだわりが皆さまを笑顔にすると信じています。

 

ついつい止まらない素朴な美味しさ。
お花の形をしたクッキー。
暑い時期には、バターが溶けてしまい食感が悪くなるためお休みしています。
涼しくなってきて、復活しました。

 

このクッキーは、パリのポワラーヌという老舗パン屋で売っているクッキーが大好きで、同じ感じのクッキーを作りたいと思い開発しました。
商品化するまで1年半かかりました。
途中挫折してしまい、試作から離れていた時期もありました。

 

 

ベーグルカンパニーのクッキーへのこだわりをお伝えしますね。

 

●材料4つのみ。
バター、小麦粉、きび砂糖、卵。

 

●材料選び。
小麦粉は薄力粉なのか、中力粉なのか?これにより食感がかわります。
うちはベーグル屋なので北海道産の強力粉です。

砂糖は、きび砂糖なのか、グラニューなのか?
ベーグルと同じ国産のきび砂糖にして、素朴な味を目指しました。

 

●配合
甘さの加減、バターの加減など、色々試してこの配合にしました。
甘さはあるけれど控えめで、お子さまにも安心して食べされることのできる味にしました。

 

●作り方
バターをクリーミングする方法なのか?粉にすりこむ方法にするのか?
バターをクリーミングしながらも、練りすぎない方法にしました。
適度なポリっと感。
でも、口の中で溶ける感じを目指しています。

 

●厚さ
全て綿棒で伸ばして、型で抜いていきます。
綿棒をかけすぎると、生地が硬くなります。
暑すぎるともさっとした味。
薄すぎると物足りない味。
厚さって大事です。

 

●焼き方
中はナチュラルな色合いで、外のきつね色からグラデーションしている感じで焼いています。
バターの香りを消さなく、でも小麦粉の甘さを引き出す焼きこみ。
このぎりぎりのところが美味しいと思っています。

パリのポワラーヌでは2種類の焼き色で販売しています。
普通のものと、良く焼いたもの。
良く焼いたものは香ばしくて、感じが違います。

 

 

こんなこだわりがあることを知りながら食べていただいてもよし。
でも、こんなことを知らなくても美味しければそれでよしですね!