「BIG APPLEフェア」、8万枚ものりんごの袋かけ作業

8万枚もの袋をりんごにかけます。
いろいろな人の助けあって育つちかげさんのりんごです。

皆さま、店主の茶野です。
りんごに袋をかけて育てるって知っていますか?

この袋かけ作業。
全てのりんごの種類に袋をかけるのではありません。
袋をかけるりんごの種類と、袋かけなしで育てるりんごの種類があります。
お店で使っている紅玉りんごは、袋はかけません。

 

「BIG APPLEフェア」
青森県弘前の完熟りんご農家「石岡千景さん」の紅玉りんご。

10/15~11月はじめまで
☚好評のため予定より1か月前倒しで終わります。

通販のお客さま、最終受付は10/28(水)23時となります。
☚早く終了になりました!

 

 

ちかげさんのところ「ちかげの林檎園」では、今年は8万枚もの袋をかけました。

 

8万枚!

 

これだけかけるのには、ちかげさん一人では無理。
アルバイトや学生の皆さんの力を借りて、みんなでりんごに袋をかけていきます。

 

ちかげさんが袋をかけるりんごは「ふじ」。
ふじは袋かけると「ふじ」。かけないと「サンふじ」と栽培方法で名前がかわります。

 

 

【袋の種類は?】

まだまだ研究中。
「1枚袋の一回剥ぎ」や「2枚袋の一回剥ぎ」や「2枚袋の二回剥ぎ」などあります。
袋は、それぞれの会社で剥ぎやすかったり、紫外線がしっかりカットされたりと、様々です。

 

 

 

【なぜ袋かけをするのか?】

専門的な話をちかげさんが教えてくれたので、紹介しますね。

りんごは7月~9月にクロロフィル(緑色素)で紫外線から身を守ります。
10月になると、りんごはクロロフィルを分解して幹に戻し、今度はアントシアニン(赤色素)で紫外線から身を守ります。

袋かけをして夏に紫外線があたらないようにすることで、りんごの果実にクロロフィルが含まれないようにします。

クロロフィルを含まれないようにすることで、秋のクロロフィル分解の時間を短縮し、早期に着色できるようにします。

早期に着色した「ふじ」は糖度もありますが、デンプン量が多く甘さを感じません。
しかし、このデンプン量が貯蔵性を格段に上げてくれます。
デンプンは貯蔵中に消えていき、春には糖度が際立ちます。
翌年の初夏頃までの販売を可能にしてくれます。
有袋栽培は通年りんごを手にとってもらえるようにする為の栽培方法といえます。

 

 

こうして話を伺えば伺るほど、思うこと。
私たちで手にしているりんごは、ちかげさんはじめりんご農家さんの一年を通した愛情のしるしなんだと思います。
りんごを見たとき、手にしたとき、食べるときに、そのりんごが今に至るまでの農家さんの愛情に思いを馳せて食べます!

ちかげさんは言います。

園地名はちかげの林檎園ですが、みんなの力があってりんごを作れてるなと最近つくづく思うようになって。
「ちかげの林檎園」はおこがましいなと思うようになりました。
「みんなの林檎園」にしたいです(笑)