「れもんベーグル」特別な旬のベーグルです!

地元川崎産の稀少なマイヤーレモンを使ったベーグルです。

マイヤーレモン

れもんベーグル、先週の土曜日から始まりました。

毎年このベーグルをとっても楽しみにされているお客さまの多いベーグルです。初日の土曜日はあっという間に午前中に完売。

明日からも毎日れもんベーグル仕込んでいきますね。

毎日、そして長い間たくさん作りたいのだけれど、れもんベーグルのもとになるマイヤーレモンはまだまだめずらしくて、栽培している農家さんが非常に少ないです。 入手できるレモンの数が限られているため、作れるベーグルの数も限られてきます。
ベーグルカンパニーは、マイヤーレモンを作るありまね農園の白井さんのレモンを受け取りに行っています。白井さん、しっかりとした熱い思いを持って農作物を作っている方です。

マイヤーレモンはころっとした形ですが、レモンとオレンジの自然交配からできたレモンだそうです。
納得できるほど、レモン特有のしっかりとした酸味はありながら、まろやかな酸味なんです。
実家で昔からこのマイヤーレモンを栽培していて、誰に食べてもらっても好評、しかもたわわに成るので、ベーグルに使えないかと考えたのがこのれもんベーグルです。

マイヤーレモンからレモンカードという スプレッドを作ります。
レモンや砂糖のほか、バターと卵を加えて作るので、通常のジャムとは違い、とっても濃厚でリッチな味わいなのが特徴です。ジャムでもない、カスタードクリームでもない、独特の味わいに皆さんが惹かれます。
イギリスではレモンカードはアフタヌーンティーの際にスコーンと共に食べたりします。市販のものと違い保存料などは使っていないので、あまり保存もきかないので、定期的に仕込んでいます。

大量のレモンの皮を擦り下ろすところから始まり、レモンの実を絞り、鍋で時間をかけて煮込んで最後は濾すという手間ひまかかる作業です。
女性だけのベーグルカンパニーにおいては腕や手を使う結構な重労働です。
卵、砂糖が入っているのですぐに焦げやすく、鍋のそばから離れることもできません。普通のレモンカードならゆるやかに煮詰めれば終わりですが、ベーグルに入れるとなると相当煮詰めないと商品になりません。鍋につきっきりで、黄色がオレンジ色に変わって、鍋底にしっかりとヘラを動かした線が残るくらいまで煮詰めます。水分がなくなるくらい煮詰めるので、出来上がりは悲しいくらい少量です。
稀少で数が少ないマイヤーレモンを使って、かつ限界まで水分を飛ばすから、大量生産がまったくできないのがわかっていただけたらと思います。
でも大量生産にはほど遠いからこそ作れる味がある、そしてそれをわかって支持してくれるお客さまがいることを信じて作っています。

今年もれもんベーグル、3週間程度の登場です。
ぜひ食べていただけたら嬉しいです。

ありまね農園の白井さん