ダークチョコチップクッキーと、店主のアメリカ時代のおはなし。「Xmas焼き菓子フェア」

ザクザク、
チョコチップクッキーってダイナミックでおおらかで、アメリカそのもの。

皆さま、店主の茶野です。
クッキーの週が本日最終日です。

 

今週12/8(火)~12/12(土)
「イギリスとアメリカで出会った味、クッキー&ビスケットを楽しむ週」

 

楽しみにしていました!と来てくださった皆さま、ありがとうございました。
毎日、毎日クッキーを焼くことができて皆さまとスタツフには本当に感謝です。

 

小学生の頃、家族でアラスカに赴任しました。
アメリカではじめて食べたチョコチップクッキーに、子供だった私はゾクゾクしました。
こんな美味しいものがあるんだーーーー。
ざっくざくで、チョコレートが塊で入っていて、しかもマカダミアナッツなんぞも入っていて。

 

子供の手のひらサイズのビックサイズ1枚。
クッキー専門店なので、いろいろな種類が選べて、焼きたてだったりして。
アメリカって天国って本気で思いました。

 

 

そして私の話ですが

 

私が入学したアラスカ アンカレッジの小学校は日本人ゼロ。
もちろん東洋人ゼロ。
みんなアメリカ本土から石油や商社関連で来て数年滞在して、また本土に帰っていくアメリカ人ばかり。
だから黒い髪の毛の私は、エスキモーと間違えられましたね。
偏見もあったし、結構いじめられました。
いじめられたら、いじめ返していました。

 

冬は普通にマイナス20℃から40℃くらいになります。
マイナス20℃くらいだと、今日はあったかいかもというレベル。
学校に通うのに、スケート靴履いて滑っていってました。
スケート靴は3足。
その他、釣りをする人みたいに太ももまで長さのある長靴も。靴の中はもこもこです。
手袋はスキーをするときのような分厚いもの。

学校の体育の授業は、アイスホッケーやスケート。
スケートができないと生きていけません。
室内では2段違い平行棒があったり、平均台があったりで、オリンピック選手養成のような充実した体操器具。
段違い平行棒から思いっきり落下しました。。。

 

授業では、理科では及第。
数学では神童あつかいで飛び級。日本人の数学レベルってアメリカではすごいことがわかりました。

 

休みの日には、釣り。
子供の身長くらいあるサーモンが川にあがってきます。
いろいろ釣りました。
釣りの最中に、熊と遭遇することもしばしば。
熊が爪でサーモンを狩るかっこいい場面も、何度も観ました。
アラスカシシャモも、ネットでごっそり取れます。
ウニだって採り放題。
その場でウニをぱかっと割って、バーベキュー。

 

飲み物に入れる氷は、氷河が溶けて流れてきた氷。
金が入っていないかなーとワクワクしながら。

 

冬場には自宅の窓からオーロラを見ることも、日常的なこと。

 

ほんと、大自然の中で育ちました。

こんな経験って滅多にできないので、今ではアラスカに住めたことを本当に感謝しています。
コロナが落ち着いたら、自分がいた場所にまた行ってみたい。
それが今の目標です。