「クリスマスケーキドナウ」、心を込めて技術を込めて作りました

つきっきりで作り続けた「クリスマスケーキドナウ」。
明日が最後のお渡しです。

皆さま、店主の茶野です。
今年のクリスマスを特別なクリスマスに。

 

 

特別なクリスマスに、
グラン・クリュ
1994年Batard-Montrachet Pierre COLIN
を使った特別なケーキ「ドナウ」。
皆さまのクリスマスを、26年の歳月と共に飾ります。

 

 

先週から私がつきっきりで仕込んできた「ドナウ」。
いよいよ明日が最後のお渡し日です。

 

 

 

ドナウ生地つくり

「ドナウ」はドライフルーツと木の実がたっぷりのケーキです。
ケーキといってもふわふわな日本のケーキではありません。
どちらかというとパンに近いハードな外側、どっしりとした重厚感。
小麦粉やバターは使いますが、写真のようにつなぎ程度。

 

 

生地は練らないように切り込むように作ります。
グランクリュワインで漬け込んだフルーツの香りが良い。
そして生地自体が美味しいんです。
これ、重要なんです。

 

 

一つ一つの型を計りに乗せて軽量しながら作ります。
そして一回ごとに体重を全部かけて型の底、横に押し込みます。

真ん中に来たら、マロングラッセを一列に並べます。

 

 

さらに生地を乗せていきます。
全部の量を入れるとこんな感じで、全然型に入っていません。

 

 

再び全体重をかけて押し込んでいきます。
カードと木べらを使って、隙間ができないようにぴっしりと。

 

型にぴっしり入りました。

 

 

平になった表面にふすまをまぶします。

 

 

そしてアルミでふたをして、約2時間焼きます。
途中途中、ちゃんと焼けているか状態をC’K。

 

 

焼きあがりはこんな感じ。
柔らかい。
そこからじわーと冷ましていきます。

 

 

どっしりと重たい「クリスマスケーキドナウ」が焼きあがりました。

 

 

最後はベーグルの飾り「ニコリング」で飾ってあげて送り出します。

 

 

 

ドナウは3週間くらい保存がききます。
クリスマスに、
年末年始に、
ゆっくりと今年を振り返りながら食べて欲しい。

 

私の今できること全てを注ぎ込んで作った「ドナウ」。
お亡くなりになった中村哲医師に診てもらった命を生かして、作りました。

 

皆さまに喜んでもらえますように。

 

 

最後に、、、
「ドナウ」の仕込みが始まってから、ずっと緊張してきました。
無事に最後の「ドナウ」を送り出したら、寝込みそうな気分です(笑)