お客さまからの「お爺さまのさくらんぼを使ってほしい」とのリクエストから誕生
皆さま、店主の茶野です。
果物の宝石、山形県の旬のさくらんぼ紅秀峰を使うサンドが登場します。
「もうもうじぃさんのさくらんぼサンド」
6/26(土)
6/29(火)~さくらんぼがなくなり次第終了
お客さまmisakiさまのお爺さまのさくらんぼとのコラボです。
misakiさまのお爺さま、山形県でさくらんぼを栽培しています。
山形牛も育てているので、「もうもうじぃさん」とmisakiさんは呼んでいるそうです。
もうもうじぃさんは85歳。
今年でさくらんぼも、牛も引退することになりました。
お爺さまが大好きなmisakiさんの育てたさくらんぼを使ってほしいとリクエストを受けて、今回このサンドが誕生しました。
こんなお話しを聞いたら、何とかしなくては!と思っちゃいますよね。
サンプルをいただいて、数日間何度も試作。
このお話しを受けた時、最初に思ったのは難しいだろうと。
さくらんぼって味が繊細で、生地量の多いベーグルとの相性は決して良くないとわかっていました。
アメリカンチェリーやさくらんぼのジャムならいけるかもしれません。
でも、せっかくの素晴らしいさくらんぼを生で使いたい。
一日に何回も試作。
人気のマリトッツォ風にしてみたり。
クリームチーズか?
サワークリームを混ぜるか?
生クリームか?
マスカルポーネか?
それらのミックスか?
チョコクリームチーズとの組み合わせが良いのでは、とお客さまからアドバイスをもらい試作。
さくらんぼの味をもっと出したくて、やっぱりプレーン生地かなと何度も行ったりきたり。
クリームチーズを使うことで形を保持したかったけれど、相性がいまいち。
でね、やっと気に入ったのがこの子。
アールグレーホワイトチョコベーグルをベース。
マスカルポーネを甘くして、グランマニエで華やかな香りにしたフィリングと一緒にサンド。
恐竜みたいで可愛いでしょ?
さくらんぼの味わいは控えめになるけれど、サンドとして新しい味わいを作れたのではないかと思います。
試作中は、新作が出来なかったらどうしよう!!の気持ちが強かったです。
だって、完成できなくてがっかりされたら悲しいし。
夜寝れなかったです。
意外と繊細なところもあります、こうみえても。
私が苦しんで、苦しんで、misakiさんのお爺さまを思う気持ちに応えたいと完成させたこのサンド。
皆さま、
もうね、
ぜひ食べてくださいね!