ちょっと酸味のあるさくらんぼ「ナポレオン」。
お客さまのお爺さま「もうもうじぃさん」が収穫して送ってきてくれました。
皆さま、店主の茶野です。
「コンフィチュールの妖精」クリスティーヌ・フェルベールのジャム「アルザス産 ナポレオンチェリー」を知ってから、ナポレオンのジャムを作りたい!
と思っていたら夢が叶いました。
もうもうお爺さまから、さくらんぼ「ナポレオン」が届きました!
先日、お客さまのお爺さまのさくらんぼ紅秀峰を使うサンドを作りました。
もうもうじぃさんは今年で85歳のため、さくらんぼ作りを引退。
最後の年のさくらんぼをベーグルカンパニーで使ってもらえないかと、お孫さんであるうちのお客さまから連絡が入り実現しました。
もうね、さくらんぼが本当に甘くて、果肉がしっかりしていて、本当に美味しかった。
もうもうおじぃさんがこだわっただけあって、抜群の味でした。
お孫さんであるそのお客さまが、さくらんぼサンドを買いに来てくれて、
お話をするうちにもうもうじぃさんの畑にナポレオンがあること、
そして収穫してもらえるか聞いてみるという話になりました。
ナポレオンを食べてみたい!
という私の熱烈なラブコールに応えてくれました。
もうもうおじぃさん、話をした翌日には収穫してくれて、ナポレオンが届きました。
はやっ、
きっと孫の頼みだから、張り切ってすぐに行動してくれたんだと思います。
ナポレオンってどういうさくらんぼかというと。。。
ナポレオンというさくらんぼの品種は佐藤錦を豊作にするための受粉をたすける品種として活躍しています。
かつては缶詰用のさくらんぼとして中心的存在で活躍していたこともあります。
さくらんぼのほとんどの品種はその品種、1品種だけでは実が付かないのです。
その品種の花が咲いているときにほかの品種の花粉によって受精する性質があります。
もうもうおじぃさんのナポレオンも、佐藤錦の受粉を助けるために活躍しているとのこと。
ナポレオンを食べた感想は、
「ナポレオンは美味しい!すこし酸味があるけれど、大きくて、果肉もしっかりしていてそのまま食べても十分美味しい!」
本当に美味しいです。
もちろん佐藤錦、紅秀峰は秀でた美味しさですが、それとはまた個性が違う美味しさです。
皆さまも、受粉を助ける役割のナポレオンってさくらんぼのこと、覚えていてくれたら嬉しいです。