絞り出しクッキーの奥深さ「いちごジャムクッキー」

子供の頃に食べて育ったさくさくジャムクッキーが、上原さんのよつぼしを使って新登場。

皆さま、店主の茶野です。
いちごジャムクッキー誕生には、母の影響が多分にあります。

 

上原さんのよつぼしを使う焼き菓子の新作、「いちごジャムクッキー」。

 

子供の頃に市販のお菓子は食べさせてもらえませんでした。
その時は、市販のものが食べたくて食べたくて、なぜ自分は母の作るお菓子ばかりなんだろうと寂しく思っていました。
ジャムやアンゼリカが入った絞り出しクッキーも、一緒によく作りました。
子供の頃って、絞り出しが大好きですよね。
いろいろな口金で、いろいろな線を描きながら生クリームなどを絞り出すのって、本当に楽しかった。
母としては一緒に作れて、夢中になって静かになってくれるので楽だったのでは。

 

今回のいちごジャムクッキーも、シンプルな材料で作ります。
アーモンドプードルなどのコクを出す素材も使いません。
私の中にあるいちごジャムクッキーのイメージが影響しているんだと思います。

 

絞り出しクッキーって奥が深いんだと今回痛感しています。

 

口金の大きさを選ぶところから始まって。
口金が決まったとしても、絞り出す力加減によって高さが変わってきます。

 

絞り出しは力作業でけっこう手が疲れます。
底となる部分を縛りださずに丸めてみたりもしました。
でも横から見ると綺麗ではないのでやめました。

 


生地の硬さによっては焼いているうちに横に広がり大きくなります。
高さが出ると、焼き加減に影響してきます。
いちごジャムの硬さにより、焼き加減も変わります。

 

やり始めて、型抜きくっきーよりも「奥が深い!」としみじみ思います。
絞り出しクッキーに手を出してしまった私たちとしては、これを極めなくては。。。

 

ベーグルでも、焼き菓子でも、終わりがない世界。
一つにしても同じものはできないし、ちょっとしたことが出来に関わってきます。
そこが楽しくて、そこのちょっとしたことを超えていくための何かを探すことが辛くてやりがいがある。

 

日々、
もっと美味しいものを、
もっと早く、
もっと可愛くできるように、
これからも自己研鑽を続けていきますね。

 

こんな「いちごジャムクッキー」を皆さまどうぞよろしくお願いいたします。