文旦の仕込み、筋肉痛との闘い!

美味しいもの作るのは、手間かかります。

文旦の皮をピールにし、果肉、砂糖と一緒に似たものをクリームチーズと合わせて巻き込みました。
文旦の仕込み

皆さま、店主の茶野です。

いちごが終わるこの時期は、文旦!
ベーグルカンパニーは、文旦の仕込みをやっています。

柑橘系とベーグルって、とても相性が良く、少し暑くなるこの時期に、爽やかな甘さの文旦のベーグルは体にも良い感じがします。

文旦の仕込みはとても重労働。
まず分厚い皮。
皮が果肉にしっかりくっついており、剥がすのに一苦労。
剥がす時に、メリメリ、バキバキと音がするほどです。
仕込みは数十個単位で作るので、ずっと剥がしていると腕の内側に効きます。

今度は果肉を房から取り出します。
これまた果肉と房がくっついており、剥きにくいのです。
指先をずっと動かして、ピアノを弾いている感じ。

文旦の皮は薄くスライス

皮は薄くスライスして、何度も茹でこぼし、苦味を取り除きます。
でも文旦らしいほんのりとした苦味は残します。
最低3回は茹でこぼすのですが、最終的には味見をして茹でる回数を決めています。

そして、文旦の皮、果肉、お砂糖を入れて、マーマレードを作ります。
文旦のマーマレードは一度食べたらやめられない美味しさです。

文旦のマーマレードはクリームチーズと合わせると更に美味しいです。
ほんのり苦みのある文旦を北海道産クリームチーズのまったり味が受け止めてくれます。

文旦は高知県の土佐が有名な産地ですが、地元川崎でも文旦と作る農家さんがいます。
高津区の木所農園さんの文旦を使っています。

これほど手間暇かけて作るのは、なかなか出来ないのではと個人的に思います。
買うほうが安いし、早いし。
この文旦ベーグルは、ベーグルカンパニーらしい手作り感あふれる一品だと思っています。

文旦ベーグルは5月中旬くらいまで。
ぜひお早目に!