岩手県岩泉町まで、美味しい豚を育てる高橋さんに会いに!part2(岩泉町の山奥到着あと)

「龍泉洞黒豚」という、めちゃくちゃ美味しい豚肉を作る高橋さんに会いに行きました!

龍泉洞黒豚

皆さん、店主の茶野です。

「龍泉洞黒豚」という感動する美味しさの豚を飼育する高橋真二郎さん。
その豚肉の名前は「龍泉洞黒豚真二郎」です。
自分の名前を豚肉につけるというのは、なみなみならぬ自信とこだわりの現れ。

やっとこさ、夕方の16時半に高橋さんのところに到着。

あたり一面、犬、犬、犬、犬。
もちろんノーリード。
最初はこわっ!と思いましたが、高橋さんが出てくると、どのワンちゃんも尻尾がぶんぶん。
関東でみかけるようなワンちゃんとは違い、半分野生化している目つき、顔つき。
そういえば、私が子供のころの犬といえば、この顔。
懐かしいー!
「ワンちゃん」「わんこ」って今の関東で見かける犬。
ここ山奥の犬は「犬」と書くのがぴったり。
なんでこんなに犬がいるかといえば、熊が日常的に出没するからとのこと。
熊の被害にあわないように、高橋さんのところの犬は番犬の役割を果たしています。

高橋真二郎さんは65歳。
今は、高橋さん、奥様、長女のちなみさんの3人で養豚所を営んでいます。

長女のちなみさんは、岩泉町から通って働いています。
ちなみさんは、子供のころから勉強よりも豚の赤ちゃんと遊ぶことが多かったそうです。
優しい声は豚さんに人気で、高橋さん曰く「ちなみの言うことは良く聞く」と。
ちなみさんは豚さんにも名前をつけていて、中には「サマンサ」という豚さんもいました。
「サマンサ!」と呼ぶと、来るのです。
→「スザンナ」の間違いですよーとちなみさんから連絡が来ましたー。
すみません、スザンナちゃん。

高橋さんは岩手県出身ではなく、生まれは神戸、大学は農大、実習後は茨城県で養豚所をやっていました。
その頃の高橋さんのところは、白豚さんの養豚所。
親豚30頭くらい。
とにかくお金がない。

自分の子供たちに養豚は素晴らしい仕事だと思ってもらうために、豚の数を増やそうと思い、養豚所の場所探しから。
茨城県で探したものの、地元の反対に合い場所探しで苦戦。

そんな時に、農大卒業生の先輩が、岩手県岩泉町の前々村長をされていて、岩泉町に来ないかと誘われたそうです。
3年岩泉町に通いつめるうちに、本気度が伝わり、この町で養豚ができることになりました。

続く。

高橋さん宅にはクマよけのためにワンちゃんたくさん。