1月のウィンドーお絵かきは、手間暇かけた7時間の大作!

朝の10時から17時まで、納得できる絵を描く妥協しない姿に感動!!

皆さま、店主の茶野です。

1月のウィンドーお絵かきは、今までにない長時間に及ぶ大作!

7時間かけて描いてくれました。
それも寒い冬の外で。

何度も下絵を描いて。


描いては消して。
何回も色を重ねて。


二人で話して相談しながら。

描いてくれたのは、ウィンドーお絵かき2回目のUさまと、そのお友達Aさま。

12月に、UさまとAさまが一緒にお店に下見に来てくれたんです。
そしてお店を見た後に、こんな感じの絵を考えてますとラフスケッチを送ってくれてました。

ベーグルを作る工程を絵にしたいと。

その絵が今回完成したこちら。
こねる。
茹でる。
焼く。
を、描いてくれました。

そして、もう片方には!
私たちとスタッフとベーグル!!

すごいなーと感心したのは、ベーグルを食べてから描くんです。
ベーグルを食べて心に感じたことを絵に描いたと言ってくれました。

今お店は「削り節フェア」真っ最中。
削り節のベーグルを食べて感動した気持ちが、かつおの絵に!


きんぴらサンドを食べて感じた気持ちが、ごぼうやニンジンの絵に!
そしてレモンベーグルが、レモンの絵に!

見ただけで描くのではなく、食べてから描く。
こだわっているなーと、しみじみ思います。
食べて、体全体で体験したものを、絵に描くということなんですね。
自分が経験しなければ、何かを生み出せない。
経験しているからこそ、見る人の心に届く絵を描けるのだと改めて痛感。

お二人は仕事は絵の関係ではなく、絵は好きでやっていると言います。
でも、7時間も時間を忘れて没頭して描いている様子を見ると、これはもう「好き」という気持ちだけではないと思いました。
「好き」だけではすまない。
「好き」という気持ちを超えて、「大切にしたい思い」や「自分を表現することに妥協しない」という気持ちなんだろうなと思いました。
誰に頼まれたわけでもないのに、お店のウィンドーを飾る絵を時間を忘れて納得できるものを描く。
これはもうお二人の生き方そのものだと思います。

なんだかお二人を見ていると、やっていることは違えど、根底には同じものを感じました。

例えば自分の話となりますが、今回の「削り節フェア」の配合を決めるのに、フェア開始の前日まで焦りながらバタバタと配合を模索し、年末年始の休みも関係なく、毎日納得できるまで家族まで巻き込んで試作を続けるようなこと。
フェア開催にあたり、ちらしやHPのブログ書きや事務作業などで、閉店しても店で夜10時まで連日仕事をしていること。
ベーグルを作るのが「好き」という気持ちよりも(もちろんベーグル作りは大好きですが)、「好き」を超えた思いがなければここまで我を忘れられないんじゃないかなといつも思っています。
「好き」を超えた思いとは、「お客さまに喜んで笑顔になってもらいたい」とか、
「お客さまに元気と感動を共有したい」とか、
「より思いを込めたものを食べて健康になって欲しい」とか、
「お客さまだけでなく、関わる人たちが皆幸せになりたい」とか。

そんな気持ちでお店をやっているので、今回のお絵かきを見ていると信念をもって妥協しない心ってやっぱり好きだなーと感動します。

そして、ベーグルカンパニーのお客さまは、そういう思いや気持ちに価値を感じてくれる人が多い!と常々感謝しています。
だからこそ、ここまでお店を続けて来れたんです。

 

今回のお絵かきを通して、何だか「いい仕事」とは?と、しみじみ振り返ってしまいました。

Uさま、Aさま、お絵かきだけでなく、いい仕事をしてくださり、ありがとうございます!!