ショートブレッドと、店主のイギリス留学のおはなし。「Xmas焼き菓子フェア」

イギリスのお茶タイムには欠かせないショートブレッド。
留学中に出会ったイギリスの味。

皆さま、店主の茶野です。
寒くなると食べたくなるショートブレッド。

 

今週12/8(火)~12/12(土)
「イギリスとアメリカで出会った味、クッキー&ビスケットを楽しむ週」

 

 

ショートブレッドって、スコットランド発祥の伝統菓子です。
「short bread」。
食感がサクサクという意味の「short」と、
パンの意味の「bread」の2つの単語が合わさっています。

 

イギリス人にとってショートブレッドは、ティータイムに欠かせないもの。
紅茶を楽しむ焼き菓子です。

 

 

私がショートブレッドなるものと初めて出会ったのは、社会人になる前にイギリスに語学留学に行った時。

 

ロンドンに向かう飛行機の中で、スコットランド人のご家族と知り合いになりました。
初めて一人で向かうイギリス。
これから数か月滞在。
ロンドンから留学先のボーンマスまでのバスにうまく乗れるのか?など、不安がいっぱいありました。
そんな私に親日家のご家族は道中優しい。

 

「スコットランド発祥のお菓子よ、食べる?」と差し出してくれたのが、ショートブレッド。
うわー、おいしい!

 

バターたっぷりのクッキー。
初めて食べるショートブレッドにひたすら感動。

「イギリスではどこでも買えるから留学中にたくさん食べてね」と。

 

ボーンマスという海辺の町を留学先に選んだのは、日本人がいないから。
日本人がいると日本語を喋ってしまうから、いないところをあえて選びました。
小学生のときにアラスカに住んでいたので英語は少しは喋れましたが、イギリス英語が聞き取りにくいよー。

 

留学先の語学学校でのクラスメートはほとんどがヨーロッパ人。
社会人ばかり。
みな、英語を勉強してあらたなステップに進むために来ています。
目的意識がしっかりしているから、真剣。

 

討論の時間がけっこうあるんだけれど、日本人の私は「英語ヘタだし、、、」となかなか発言できない。
日本人の一種の美学でもある「ひかえめ」は、まったくと言っていいほど通用しませんでした。
発言しないとヨーロッパ人の友達に怒られるんですよね。

 

「黙っていたら、何も考えていないのと同じ。語学が上手いヘタの問題ではない」と。

 

思ったことは発信しなければならない。。。。
その時に初めて教えられたような気がします。

今、お店をやりながら思うのはやはり同じこと。
伝えなければ、ないのと同じ。
いくらこだわっていても、そのこだわりを理解してもらわないといけない。

 

話を戻して、
お金のない留学生の私たちのおやつは、スーパーで買えるショートブレッドやクッキー。
観光しながら歩きながらよく食べました。
レストランでご飯食べることなんて、金銭的な理由からなかったです。
でもよく言ったのは、パブ。
イギリスっていったら、ビールでしょ。
エール、スタウトなどなど、歴史ある素敵なパブにはみんなで良く行きました。

 

そのあと、留学中だけでなく、社会人になってから滞在したイギリスでも、日本でもショートブレッドをたっくさん食べました。
もうこうなったら自分で作ろうと、色々なレシピで焼いては食べるを繰り返しました。

 

 

あのときに出会ったから今がある。
そんな気持ちを時には思い出しながらショートブレッドを作っています。

 

 

今週もベーグルと焼き菓子で皆さまを笑顔にできますように!

 

 

11/25(水)~12/26(土)
「Xmas焼き菓子フェア」です。

 

11/25(水)~11/28(土)シフォンケーキの週

 

12/1(火)~12/5(土)マフィンの週

 

 

12/8(火)~12/12(土)クッキーの週

 

 

12/15(火)~12/26(土)ケーキの週

 

 

クリスマスケーキ「ドナウ」