ベーグルの正しい保存方法

ベーグルの保存は、常温か冷蔵か、それとも冷凍か。

皆さま、店主の茶野です。
今回は、ベーグルをおいしく食べるための保存方法をご紹介します。

 

ベーグルは毎朝焼いています。

 

買われた当日が一番もちもち

 

常温保存は翌日まで

クリームチーズを巻き込んでいるベーグルは、衛生的な観点からは蒸し暑い場所に放置しないで冷蔵庫に入れてください。
これは、あくまでクリームチーズを傷ませたくないという目的からです。

冷蔵庫保存はベーグルにとっては避けたい

なぜなら、、、、
ベーグルを作る小麦粉の中には、でんぷんとグルテンを含んでいます。

でんぷんは水分がなくなり劣化すると固くなってしまいます。
でんぷんの劣化が最も進みやすい温度帯は0~4℃、つまり蔵庫内の温度なんです。

 

グルテンも、でんぷんと同じく水分が蒸発することで硬化してしまいます。

 

お店を始める前に通ったパン技術研究所でそのことを教わり、目から鱗状態でした。
だって、子供の頃、実家のパンはいつも冷蔵庫に入れられていたからです。

 

冷凍保存が一番おすすめ

先述した通り、冷蔵庫ではでんぷんの劣化が進みますが、0℃を下回ると劣化は緩やかになります。

 

でんぷんとグルテンを水分蒸発から守るために、ベーグルをジップロックなどの冷凍用袋に入れて冷凍保存。
この方法がベーグルを一番美味しく食べれます。

 

 

解凍する時は、
①霧吹きなどで水を全体にふりかけて、蒸発した水分を補給。
②電子レンジで様子を見ながら、ラップのまま、上下をひっくり返して約1分加熱をする。
③その後予熱したトースターで約1~2分焼く。表面がバリっとするくらい。
④中の具材が重めの場合は、しばらく放置。

 

 

皆さま、私たちが最後の最後まで愛情をかけて手作りしたベーグルに出会ってくれて、ありがとうございます。
お嫁に行った後も、美味しく食べて欲しいと願っています。