新スタッフMamiさんの紹介 前半編

新しいスタッフと共に日々奮闘中。

皆さま、店主の茶野です。
今年の春から新しいスタッフが3人入り、ベーグル作り習得に向けて日々がんばってくれています。

 

今日はスタッフMamiさんの紹介です。
前半後半にわけます。

 

実はMamiさんが応募してくれる前に、応募は締め切ろうと思っていました。
でもメールをくれた文章に心動いたんですよね。
それが以下の文章です。

 

「前職ではベーカリーで調理パンの製造を行っていました。しかし、パンや焼き菓子の製造、商品の企画などに関わりたいと思い始め、現在知人のベーカリーで知識や技術を学んでおります。
普段からパンや焼き菓子、料理は作ることも食べることもとても好きなので、前職での経験や勉強中の知識も生かしながら、お客様に喜んでいただけるお店づくりに貢献出来ると思います。」

 

このメールを見て、ふたつのことに惹かれました。

 

 

ひとつめ、
「仕事探し中にあってもパンを勉強している」

私も同じだった経験があるからです。
パン学校を卒業してパン屋での仕事を探している最中に、パンから離れたくないと思い、卒業したパン学校に押しかけて手伝いをしていました。
少しでもパン生地を触って、感覚を忘れたくないと思っていたからです。

 

その時のことが思い出され、ガッツがある人なのではと思いました。

 

ふたつめ、
「自分が入ることで貢献できると思う、と言えること」

求職なので、採用する側にメリットを感じさせないと採用してもらえないですよね。
その当たり前のことを、意外とストレートにぶつけてこれる人って多くはない。
パンやベーグルが好きなのでと履歴書に書く人は多いです。
ですが、自分を採用してくれると貢献できますと直球に言ってくれることがいいなと思いました。
だって、相手が求めていることを形や言葉にできるって大切だと思うから。
そういうことが理解できているって、チームワークでベーグルを作るときにすごく大切だと思うから。

 

 

Mamiさんは4月に入ってくれて、4か月目になりました。
ベーグルカンパニーに来てくれる前は、パン屋さんでサンドイッチやパンの中に入るフィリングを作っていました。
でもそのパン屋さんが関東から撤退することになり、うちに応募してくれました。

 

うちでは一番の若手です(笑)
ですが、誰よりも落ち着いています。
焦るところを見たことがありません。
本人は「内心は焦っているんです!メンタル弱いんです」と言いますが、いつも冷静で視野が広いです。

 

とってもいい子なんです!

 

責任感もって仕事ができる。
礼儀正しいし、挨拶もきちんとできる。
クールに見えるけれど、心優しい。
負けず嫌いなので努力家。

 

 

4か月目にして、すでにサンド作りの要を担ってくれています。

先月の、高さがはんぱなかったサンド「BLTAサンド」。
ほぼほぼMamiさんが作ってくれてたんですよ。
ベーグルサンドはちょっと特殊なところがありますが、やっぱりコツをつかむのが早い。
サンド作りが得意という気持ちもあるので、毎月変わる新作サンドも要点を伝えただけで飲み込みが早いし、作業が綺麗です。

 

焼成も頑張ってくれています。

ベーグルは、ケトリング(茹でる)と焼成を同時進行していくので、パン屋さんの焼成よりハード。
というのは、焼きあがって空になるオーブンの場所に、茹で上がったベーグルを入れて行きます。
そのタイミングが合わないと、オーブンが空の状態が続き時間的なロスになります。
逆に、茹で上がったのに焼きあがってこないと、茹でたベーグルがしぼんでしまいます。

 

茹で時間は、毎日すべての種類により違います。

 

なので、このベーグルの茹で時間はこのくらい!と先に判断できないと焼成はうまく回りません。
ケトリングとオーブンをぴったり合わせるのには、技量と経験が必要。

 

 

成形は、今特訓中のMamiさん。

見た目もぷっくり可愛く、綺麗なベーグルが作れるまでかなりの時間がかかります。
「ここはこうして」「もっと力を抜いて」「棒状を綺麗に均等に」など、毎日毎日教えます。
Mamiさんも頭ではわかるけれど、実際やると思う通りにできない。
そんな日々が続いています。

 

今までのスタッフもそうでしたが、その日は突然やってくるんですよね。
ある日突然すっとなんだかできるようになっている。
それまでの努力の点が線になる日ってくるんです。
だから、私たちも諦めないで教え続ける。

 

 

最近はミキシングも教えだしました。

 

 

では皆さま、
続きは後半で。