ワイン愛好家なら憧れるEtiennne Sauzet。
ピュリニー・モンラッシェの1,2を争う実力派の造り手です。
皆さま、店主の茶野です。
クリスマスケーキ「ドナウ2021」のご予約がスタートしました。
今回は「ドナウ2021」に使用するワインの作り手Etiennne Sauzetのおはなしです。
ベーグルカンパニーのクリスマスケーキ「ドナウ」2021年
ご注文受付は店頭受け取りと通販により締め切りが異なります。
店頭受け取りの方は、11/13(土)締め切り。
通販の方は、11/10(水)締め切り(銀行振込は11/13までご入金確認できること)
今年の「ドナウ2021」に使うワインは、
1994年 Batard-Montrachet バタールモンラッシェ
造り手 Etienne Sauzetエティエンヌ・ソゼ
Etiennne Sauzetのワインは、
ビオディナミ農法と巧みな樽使いが特徴。
上品で完成度が高い。
これぞ本当の贅沢の極みです。
ケーキに使用するワインをEtiennne Sauzetのグランクリュワインにするなんて。
Etiennne Sauzetの歴史は苦難な時代もありました。
●1903年に誕生します。
●1935年、当時としてかなり画期的なドメーヌ元詰めを始めます。
フランス各地の著名レストランや顧客にワインを直売し、畑を拡大していきます。
●戦後、12ヘクタールの畑を所有するまでに成長し、一躍ピュリニー・モンラッシェを代表するドメーヌへ。
●1975年、先代エティエンヌ・ソゼの逝去。
孫娘の婿ジェラール・ブド氏がドメーヌを後を継ぎます。
私がお会いしたのは、このブド氏です。
●1991年、財産相続の問題によりこれまで拡大させた畑は3分の1まで縮小することとなります。
生産量を賄えなくなったことにより、ドメーヌの看板を下ろすこととなりました。
これまで製造していたワインを補うためにネゴシアン方式のワイン製造を余儀なくされます。
ちなみに、ドメーヌとネゴシアンの違いは、、、、
ドメーヌとはフランス語で領主・所有地を意味し、自社で所有するブドウ畑で、
ブドウの栽培からワインの醸造・瓶詰めまでを一貫して行う生産者のこと。
私がシニアソムリエを取得して勉強のために訪問したワイン生産者は、ほぼドメーヌでした。
最初から最後まで自分たちの目が行き届く範囲で作るから、個性と美味しさが突き抜けている生産者が多い。
一方、「ネゴシアンもの」」は、農家から仕入れたブドウやブドウ果汁で醸造を行い、
自社のラベルをつけて出荷までをおこなう生産者のワインのことを言います。
Etiennne Sauzetの現在当主を務めるブード氏は自分の栽培理念に賛同してくれる農家のみと連携。
顧客が満足する質の高いブドウのみを仕入れています。
仕入れるブドウの品質に対して、絶対的な自信があるからこそなせる技ということです。
賛同してくれる農家のブドウを使うといっても、あくまでもワインの供給に不足な分だけ買い付けています。
必要以上にブドウを仕入れたり、品質より量を優先するということはないとのこと。
このため、ネゴシアンに舵を切った当時から今なお高い評価を受け続けています。
●2010年、全面的にビオディナミ農法を取り入れ。
知的で優しいブド氏。
27年の歳月を経て目覚めるEtiennne Sauzetのグランクリュワインで作る「ドナウ」。
ブド氏にあの時のワインは、こんな形で皆さまに楽しんでもらえるんだよと伝えたい。
日常を特別な時間に変えるクリスマスケーキ「ドナウ2021」。
皆さまに喜んでもらえるように、精一杯心を込めておつくり致します。