ワインと出会ったからパン作りがある

発酵の奥深さに惹かれてパン作りに繋がった。

皆さま、店主の茶野です。
フランスで出会ったグランクリュ赤ワインを使うケーキは、ベーグルカンパニーでしかできないもの。

 

ワインに出会ったから、パンを作るようになりました。
ワインの先に、パンがあったのです。

 

私が仕事にしたかったワイン。
でも、そこまで実力もなくて悩んでいたときに、始めたのがパン作り。

 

ワインと出会い発酵という魅力に取り付かれたから、今のベーグル作りがあるということです。
発酵により、ぶどうがワインに変わっていく。
同じように発酵により、小麦粉がベーグルやパンに変わっていく。

 

発酵の状態、時間、勢い、味わいもその日その日により全然違う。
一回たりとも同じものができません。
気温、湿度、気候、その日の手際により全然違うものができる。

 

こういうものが作りたいと思っていても、それを実現することができない。
難しい。
同じものをインプットしても、同じアウトプットにならない。
難しい。

 

難しいから挑戦したくなりました。
一筋縄ではいかないから、できるようになりたいと思いました。

 

私は幼稚園のころから母親の手伝いでケーキを作っていました。
高校生の時にケーキ造りが好きになり、大学生の時にはかなりケーキを作る人になりました。
その時、パン作りに手を出したらハマってしまうかもしれないから手を出すのは止めようと思っていました。
そんな私がワインで発酵の魅力にはまり、そこから発酵させて作るパン作りにはまりました。

 

ワインはものにならなかったけれど、ベーグル作りという仕事につながりました。
そういう意味では、ワインにありがとう!

 

今ならそう思えます。

 

今年の新作「1992年シャンベルタン・グランクリュと無花果のケーキ」。
今回しか作れないワインのケーキです。
ぜひ食べていただけたら嬉しいです。