クリスマスケーキ「ドナウ」を喜んでいただき、ありがとうございました

昨年末のクリスマスケーキ「ドナウ」を喜んでもらえて、作り手冥利につきます。

皆さま、店主の茶野です。
昨年度もクリスマスケーキ「ドナウ」が食べていただけた方から、とっても喜んでもらえて本当に良かったです。

 

昨年度12月は、焼き菓子フェアというベーグルだけでなく焼き菓子も作るという忙しい中、お店的にも存在意義が問われる時期でした。
お店として一からやり直さなくてはと緊張の連続の中。
そんな中、「ドナウ」に対する嬉しい反応に私自身とっても救われました。

 

今回も美味しかったので、来年も頼みますとおっしゃってくれる方。
価格的に迷ったけれど、頼んでよかったともおっしゃってもらえました。
来年も作ってねと待っているからと。
「そうか、来年も頑張らなければ」とその時、初めて1年後も「ドナウ」を作らなければと思えました。

 

お客さまからいただいたコメントです。
「体調が悪くて食事ができない中、ドナウは美味しくて食べれた。」
「中身がぎっしりで美味しい。ワインの香りがする初日から、日ごとに変わる味わいが楽しめた。」
「止まらなくて5日間ほどで食べてしまいました」

 

 

ドナウは私が一人で作ります。

11月頭にワインを開けてフルーツの漬け込み。
仕込みが始まる1か月の間、週に1回フルーツの上下をさかさまにして、ワインが万遍なくいきわたるようにします。

 

店頭のお渡し日、発送日を見て、いつに何本作るかドナウ仕込みの予定を組みます。

 

ドナウ仕込みは半日かかります。
ドナウはオーブンに入ってからも2時間かかります。
型に直に入れて焼き込むので、型から出すのも一苦労。
焼きあがって型から出すのは夜もしくは翌日朝。

 

ベーグルの仕込みには入れません。
失敗が許されません。
材料が多いので、入れ忘れがないように。
生地量が少ないので、一体化するように体重乗せて型に押し込みます。
一つ一つの工程を集中して行います。

 

最後のドナウを焼き上げた時。
最後のドナウをお渡しした時。
本当に安堵。
そして渡してからも、喜んでもらえたのだろうかと反応が心配。

 

終わったねと思えるのは、こうして食べた方からの反応がいただけたときです。
ご注文くださった方、本当にありがとうございました。

 

昨年度から、仕込み中は全ての工程において異物なし確認を徹底。
手袋着用時を含む身だしなみ確認を、スタッフ相互で必ず実施。
店として安全、衛生が基本中の基本であることを最優先する体制作りをスタッフと共に作っています。