いちごの焼き菓子試作編

考えている時はワクワクし、作ってみるとギャップに悩む試作作り。

皆さま、店主の茶野です。
今日はボツになった試作の紹介。
まずは、いちごのクッキー。

 

試作作りに際して、私がやっていること。

 

○こんなものが作りたいとイメージを持つ。

○そのイメージに近いものが他で販売されているのか調べる。

○パン屋や焼き菓子屋さんの似たような商品を定期的にチェック。

○配合を考える。

○試作。

○試作を踏まえて、どういう味を出したいのか配合変更などの繰り返し。

 

いちごのクッキー。
いちごを煮詰めて水分にして、バター、小麦粉、砂糖と共に冷やしてカットして焼いてみました。
色も綺麗なので、よしよし。
以前、ずっと前に自宅で作ったことがあったんです。

 

お店で出すとなると、やっぱりやめました。
いちごの水分が翌日以降になると、生地をべちゃっとさせてしまう。
その場で食べていた自宅用だったら、ありかもですが。

 

また、ちょっとねちっとした食感があまり好きではない。
見た目から、もっとさくっという食感を出したい。
ねちょっとさせるなら、いっそのこといちごジャムをセンターに絞るロシアンクッキーが良いかも。
そう思うので、ロシアンクッキーの試作はまだ後日。

 

試作中は、上手くいかなく、ボツになることが多いです。
営業と試作を平行してやるのは集中できないので、試作作りはお店があいていないお休みの時、もしくは夜。
うまくいかないことが多いから、上手くいって皆さまに喜んでもらえると最高に嬉しいです。
今のベーグルカンパニーの全ての商品が、そんな試行錯誤の積み重ねで誕生したものばかり。
そんなことも少しだけ、心のどこかで思い出して食べてもらえればと思います。