ベーグル屋が教えるベーグルの美味しい解凍方法

冷凍ベーグルも数分で美味しい!
簡単で美味しく解凍できる方法をお伝えします。

皆さま、店主の茶野です。
今日は冷凍ベーグルを美味しく解凍する方法をお知らせします。

 

ベーグルは冷凍庫にストックがあると便利です。
忙しい朝ごはんに、
急に体調崩して買い物に行けない時、
お弁当がない時に。

 

ベーグルの解凍方法は、コツさえ押さえれば簡単!

 

【ベーグルを美味しく解凍する方法】

 

①食べないベーグルはすぐに冷凍!

ポイントその1.
すぐに冷凍!
フリーザーバックに入れて水分を守る。

 

ベーグルは焼いた当日が一番もちもちしていて美味しいです。
翌日には硬くなりはじめるので、温めてから食べてください。
食パンと違い、当店のベーグルはバターや保水のための砂糖を使っていないので、硬くなるのはある意味自然なことです。

 

翌日以降にベーグルが硬くなるのは、含まれる水分が時間と共に気化するからです。
冷凍することで、内側の水分も一緒に凍らせるので劣化が止まります。

 

冷凍保存は早ければ早い方が良いです。
すぐに食べないべーグルは、帰ったら即行冷凍しましょう。
数日たってから冷凍するのと、当日焼いたベーグルを冷凍するのでは、解凍しても美味しさが違います。

 

冷凍する際は、ラップのままで。
水分が抜けないように、さらにフリーザーバックに入れてください。

 

 

②冷凍庫から凍ったままのベーグルを取り出す。

ポイントその2.
冷蔵庫には入れないこと!

 

冷凍のまま、ダイレクトに解凍してください。
冷蔵庫の入れて解凍させてから、、、という方もいますが、冷蔵庫に入れることはお勧めしません。
ベーグルにとって冷蔵庫の温度帯は、一番良くない温度帯です。
でんぷんの老化が進む温度帯が冷蔵庫内です。

 

でんぷんが劣化するとベーグルの生地内の水分が抜けやすくなるので、必然的に硬くなってパサパサします。

 

 

③必要に応じて表面に水分を与える。

ラップのままで長く冷凍しておくと、水分がなくなって表面が写真のように白くなります。
写真のベーグルは2か月くらい冷凍しておいたベーグルです。

 

このような場合は、蛇口からの水をかけましょう。
外から水分を与えてあげます。

 

そして再度ラップしてレンジにかけます。

 

 

④電子レンジで解凍

ポイントその3.
レンジ解凍中は途中で上下をひっくり返す。
中身が解凍されていない場合は、5秒単位で延長。

 

ラップのまま電子レンジで解凍します。

 

目安は600Wで約1分。

 

途中必ず上下をひっくり返します。

 

半分の30秒前後でひっくり返します。

 

中身のないベーグルは約1分。
中身のあるベーグルは、中身の量や内容によって延長します。
触ってみて、中心がまだ硬い場合、5秒単位で延長してください。
ここで延長をやりすぎると、ほわっほわなのに、すぐに硬くなるベーグルになってしまいます。

 

 

⑤トースターで仕上げ!

ポイントその4.
最後トースターや魚焼きグリルなので焼くとめちゃくちゃ美味しい!

 

最後のひと手間で美味しさが変わります。
食感って美味しさを感じる要素の中でも大切です。

 

最後は、トースターや魚焼きグリルで焼いてください。

 

私はトースターがないので、魚焼きグリルで。
片面1分ずつ。

 

表面がばりっ!
中はもちもち。

 

このコントラストで同じベーグルでも美味しさ倍増です。

 

時間がない時は、④の電子レンジだけの解凍で大丈夫です。
私も仕事がある時は、④で終わりにして食べています。

 

 

ぜひこの通りにやってみてください。
簡単なのに、美味しくて元気が出ますよー。

 

ベーグルは朝1個食べると、すぐにお腹が満たされます。
私も毎日立ちっぱなしのハードな仕込みを、朝のベーグルが支えてくれています!