いちごの自然な甘さを愛でる焼き込みタルト。
焼き菓子は焼き方が重要です。
皆さま、店主の茶野です。
上原さんのいちご、食べてますかー?
今週毎日焼いて来たのが、
「いちごのベイクドタルト」。
いよいよ今日で終わりの予定。
すごいリクエストがあれば、また作るように検討しますが、、、。
昨日書いたブログで、フランスで食べたシンプルなタルトに衝撃を受けたってはなし。
タルトとは、庭になる果物や季節の果物を美味しく食べる方法なんだと妙に感激したのです。
タルトを通じて旬を楽しんでいるとさえ思えました。
いちごも焼きこんでタルトにしたい。。
そう思って今回作っています。
アーモンドクリームの上に生のいちごを乗せて一緒に焼きます。
時間が経つと、ふたつが一体化してこれまたいい感じです。
いちごは加熱されていちごジャムのような味わいになっています。
砂糖など振っていないのですが、いちごの自然な甘さがいい感じなんです。
このいちごのベイクドタルトもイメージ通りでスタートしたのですが、テスト焼きでは上手く焼けない、、、
アーモンドクリームが多くて、いちごが生で水分が多いから、べちゃっとなってしまいました。
今では底も中も焼き切れるようになりました。
いつも思うのは、焼き菓子の難しく、かつ楽しいところって何かというと。
配合を考えること。
そして、それ以上に考えた配合をうまく焼くこと。
もうね、どう焼くかってすごーーーーく重要。
例えば今焼いているガトーショコラも、どのくらい中をしっとり焼くのかで全然味が変わってしまいます。
焼き方が安定するまでは毎日試行錯誤です。
なんでもそうなんだけれど、やっとうまく焼けるようになったら終わってしまいます。。。
ちなみに、万福寺人参のキャロットケーキも、やっと目をつぶっていてもうまく焼けるようになりましたが、もう終わり。
来年始める時はまたドキドキのスタートなんだろうな。