旬のサンふじりんごを使うベーグル誕生までのお話し

ゴロゴロ、シャキシャキ!
美味しいサンふじりんごに新しい価値をつけて、新作誕生です。

こんにちは。
店主の茶野です。

 

今日から
「Matsuda Farmのサンふじりんごとバニラクリームチーズべーグル」
ゴロゴロ、シャキシャキのりんごがたっぷり。
サンふじの美味しさをベーグルで届けます。

 

急遽完成し、お店でも今日から販売することになったこのベーグル。
先週末の生田緑地「森のマルシェ」でご一緒したMatsuda Farmさんにも喜んでもらいたくて、その日に合わせて完成することができました。

 

コラボする理由のおはなしは、こちらを読んでね。

 

新しい食材に出会うとやっぱり楽しいし、勉強になります。
サンふじとふじの違いとは?
葉とらず栽培の違いとは?
煮方は?
皮は使えるのか?
砂糖の種類と量は?

 

全てが一から検証です。
時間かかるけれど、それがまた楽しいんだな。
発見です。

 

【砂糖の種類】
今回ベーグルで使うサンふじは、上白糖で加熱。
きび砂糖も試しましたが、砂糖のコクが出てしまい、りんごの甘みが奥に引いてしまう感じ。
グラニューでなくて上白糖にしたのは、子供の頃の食べたようなレトロな甘さを出したかったから。

 

【カットの大きさ】
加熱時間に合わせて中が透き通るようなギリギリ大きめ。
スーパーのりんごではなくて、「Matsuda Farm」の名前を付けたベーグルなので、Matsuda Farmのりんごの美味しさを感じてもらえるように。

 

【砂糖の量】
これ以上減らしたら甘さがぼやけるよね、、、というギリギリまで減らしています。
砂糖を多くすると、口に入れた最初の瞬間「美味しいっ」と思える要素が生まれやすいです。
市販のお菓子が甘いのは、それも理由の一つではと思います。
でも砂糖を多くすると、りんご本来の控えめな甘さが感じにくくなっていきます。
このベーグルで伝えたいのは、「Matsuda Farm」の作るりんごの味。

 

【りんごと合わせる具材】
今回、バニラの味わいのクリームチーズにしました。
甘さ控えめなりんごを、ベーグル1個食べるときに最後まで飽きないようにバニラの甘い香りで後押しする感じです。
バニラの味わいが加わると、カスタードの味わいに近くなります。

 

クリームチーズを使うことにしたもう一つの理由は、ベーグルとして食べやすいように水分のある食材を加えたかったから。
サンふじりんごは紅玉と違ってベーグルに巻き込むと、パサつく感じになります。
それをりんごのジューシーさを失わせないために、クリームチーズと一緒に巻き込むことにしました。

 

キャラメルと合わせることも考えましたが、りんごの味わいが弱くなるのでやめました。

 

最初イメージしていたのは、Matsuda Farmの名前をつけるりんごベーグルなので、潔く加熱したサンふじだけで作るベーグル。
上の写真がりんごだけのバージョン。
りんごは美味しいけれど、、、
これならば、生のりんごを片手に、もう片手にプレーンベーグル持って食べるほうが良いよねと。
工夫が足りないと思ってボツ。

 

サンふじの美味しさを目いっぱい出しながらも、新しい価値を生み出したい。
そう思って完成したのが、今日から登場の「サンふじりんごとバニラクリームチーズベーグル」です。

 

Matsuda Farmのサンふじも美味しいけれど、
ベーグルになったらもっと美味しいよね!と思ってもらえますように!!

 

 

長野県辰野町Matsuda Farmのインスタはこちら。