もちもちプレーンベーグルがロングセラーな理由!

シンプルだけれど飽きない!もちもちプレーン!

皆さま、店主の茶野です。

ベーグルカンパニーのベーグル作りが一番よくわかるのが、プレーンです。
全てのベーグルの基本となっています。

「引き算」の考え方です。
北海道産小麦粉「はるゆたか」、天然酵母、天然塩、きび砂糖、水だけの材料で作っています。

パン用語でいえば、リーンなパンです。
どれが欠けてもパンを作ることはできません。
そして、酵母、塩、きび砂糖は全て必要最低限の量しか使っていません。

酵母は、翌日までゆっくり発酵させるため、最低限の量。
塩は、これ以上減らしたらパンの骨格が作れないくらいの量。
きび砂糖は、酵母がパンを作るための活動に必要な最低限の量。

お客さまが言います。
「ベーグルカンパニーのベーグルは優しい味がする」と。

それは、塩や砂糖の量が必要最低限だからです。
バターやマーガリンなどの油脂が入っていないからです。

塩分が多いと、お料理でも同じだと思いますがパンチが効いて美味しく感じます。
砂糖の量の多さも、コクにつながり美味しく感じます。そして、翌日でも硬くならないです。
パンチを効かせた味の濃い美味しさと、毎日食べれる体に優しい美味しさは別だと思います。
もちもちのプレーンベーグルを毎日食べて欲しいから、必要な材料だけを使います。

ベーグルが時間が経つとぱさぱさしがちなのは、バターやマーガリンなどの油脂や、砂糖を使っていないからです。
(使っているお店もあります)
ベーグルはぱさぱさしていて苦手というお客さまは結構います。
そういう方がベーグルカンパニーのベーグルを食べると、ベーグルの概念が覆ったとおっしゃってくれます。

私たちは、毎日食べても体が喜び、小さなお子様でも安心して食べれるベーグルを作っています。
だから、「引き算」の考え方で、必要でないものは入れない、使わない。
でも、時間が経ってもぱさぱさしないように、長くゆっくり発酵させたり、水の量を調整したり、焼き方を調整しています。
もちもちの食感になるように生地の声に耳を傾け、最後の瞬間までさらにもちもちで美味しくなるように手をかけます。

毎朝、スタッフ同士で話すことがあります。
「今日のケトリングは何分?」

ケトリングとはベーグルを茹でることです。
茹でる時間も毎日違います。
一瞬の時もあれば、3分以上茹でることもあります。
ケトリングが今日は何分だったかを確認することにより、そのベーグルを作った前日の状態を思い出し、今日の生地作りをさらに良いものに調整するためです。
毎日、ベーグル生地にまっすぐに向かい合い、お客さまに笑顔になってもらえること

「美味しい」を創るために、毎日丁寧に、真剣に作っています。

もちもちプレーンベーグルのお話は、こちらにも。