不動の人気「クッキー」が今日登場します！
皆さま、店主の茶野です。
今日、久しぶりにクッキーが登場します。
暑い時期にはお休みするクッキーです。
薄く伸ばすタイプなので、暑いとバターが柔らかくなりすぎて口当たりがよくなくなるんです。
今年は暑くなるのが早い。
明日登場するけれど、次はいつ作れるか微妙です。
うちのクッキーは、小麦粉、バター、卵、きび砂糖の４つの材料のみで作ります。
大人から子供までファンの多いクッキーです。
ありがたいことに、うちのクッキーが一番好きとおっしゃってくれる方がいるんです。
絶妙ですね、と。
このクッキー誕生のきっかけは、パリのパン屋。
パリにポワラーヌという老舗のパン屋さんがあるんです。
そこのパンやアップルパイなどすごく美味しいですが、レジ前に積んであるクッキーをを食べた時、すごい衝撃を受けました。
クッキーの名前は、『punitions（ピュニション）』。
フランス語で罰・お仕置き。
家庭で作れそうなあったかい味。
何枚でも食べれるんです。
でも500ｇくらいを一気に食べたら、さすがに夕飯は食べれなくなりましたが。
今でこそスプーンの形なども登場しましたが、私が行っていたころはクッキーはあまり注目されていなくて試食もどんどん出していました。
そしてグラム売り。
その後に、同じクッキーなのにしっかり焼きこんだ色のものと、普通の色あいのものと2種類が登場。
焼き方でこんなに味わいが違うんだと勉強にもなりました。
ベーグルカンパニーでも同じように、パン屋ならではのクッキーを作りたいと思い始めて2年間。
やっと登場したクッキーです。
使う材料を選定して。
配合から考えて。
同じ配合でも作り方を色々試して（スコーンのように粉にバターを切りこんでいく作り方や、バターをクリーミングする作り方など）。
厚さを何ミリにするか。
焼く温度や焼き色は。
途中、思うようなクッキーができずに、半年くらい中断していた時期もあります。
苦労した甲斐があって、登場から今日まで不動の人気となり、うちのクッキーが一番好きとおっしゃってくれる方までいてくれるようになりました。
いつかまたポワラーヌに行ってクッキー食べたいな。