「夜の梅」、最高の出会い!

夜の梅って羊羹が導いてくれたから今がある!

皆さま、店主の茶野です。
夜の梅って羊羹、知っていますか?

私の中では、ざ・きんぐ・おぶ・よーかんです。
頑張った週末に、家族と一緒に食べたくなるのは、まさにこの夜の梅。
赤ワインと一緒にも食べれる羊羹です。

 

この羊羹を食べながら、真っ黒な中にいちごを入れるサンドが思い浮かびました。
色のコントラストが綺麗で作ってみたい。
当時はいちごがあまり手に入らなかったので、満を持して作り始めたのが今年。

 

登場に際して投稿したインスタが先ほどの写真です。

そうしたら、インスタを見てくれた方が夜の梅を販売している方で、いつかお店に行きます!とメッセージがありました。

 

先日、その方が本当に来てくれたんですよ!
横浜からわざわざ電車に乗って。
感動しました!!

 

夜の梅が結んでくれたこの感動を忘れずに、これからも夜の梅を尊敬します。

 

夜の梅の材料は、砂糖、小豆、寒天だけ。
この3つだけ。
ベーグルカンパニーなんて比べ物にならないほどちっぽけですが、少ない材料で美味しいものを作る志はちっぽけながら一緒のつもりです。

私が志す美味しいものって、必要最低限のシンプルな材料で、作り方の技術をもって、編み出すもの。
大きなお店でも、小さなお店でも、うわっすごい!と思い感動する食べ物って、材料見るとすごくシンプルなものが多いです。

 

 

私が夜の梅にこだわるようになったのは、前職時代に飛行機でのお仕事をしていた際のファーストクラスでの出来事です。

「夜の梅を知っているか?」とお客さまから質問されたのです。
もちろん知りませんでした。。。
ファーストクラスのお客さまにサービスする素人の私に、そのお客さまが夜の梅についてとくとくと話しをしてくれたのです。

恥ずかしさと、憧れと、悔しさと、色々な気持ちが噴出しました。
仕事なんだからもっといろいろなことに対して勉強しなくてはあかん!(なぜかここだけ大阪弁ですが)と思うようになりました。
その頃から、いいサービスをするためには自分がいいサービスを受けなくてはと、稼いだお金を使ってグランメゾンと言われるレストランや、サービスが素晴らしいと言われるホテルに行って勉強するようにしました。

シリアソムリエ、HRSの資格を取ったりしました。
その時、ワインの勉強でいろいろなワイン醸造家を訪ねていったことが今の農家さんとの付き合いにつながっています。
そして、ベーグルの味を考える際には、ワインと料理のマリアージュから参考にすることもしばしば。

 

ジャケットに着けているのが、シニアソムリエとHRSのバッジ。

 

 

I have a dream.
ひそかな夢があります。
夜の梅の竹皮で包んでいるおっきなものを、値段を気にせず自分のために買ってみたい。。。
いつも夜の梅を買いに行くときに、あーこの竹皮包みの立派なものをーーーとつばを飲み込みながら、断念しています。