いつも同じ梅干を作るためには!

いつも同じ味に作ることが大切です、と森島さんは言います。

皆さま、店主の茶野です。
今月限定の「森島さんちのまじめな梅フェア」の梅干「おおぼし」の写真です。

 

森島さんの梅干は、フェイクではないか?と思うくらいに、種まで深紅色です。
そして味は本当に濃縮しています。
すっぱーい、しょっぱーいと思わず叫んでしまいますが、単純な味ではなくて旨味があるんです。

 

ベーグルって生地量がはんぱなく多いですが、森島さんの梅干に負けない強さがあります。
サンドにしても丁度良い。

 

 

先日、森島さんの梅干とごはんだけ、という王道の食事をしてみました。

梅干の味がほんとにしっかりしているので、梅干し一粒でごはん一杯がかるく食べれてしまうんです。
これって、食欲ない時にすごく助かります。
そして、経済的でもあります。

今時の梅干って塩分を抑えているので、逆に2個3個食べれてしまいます。
気づくとたくさんの塩分を摂取していることになります。

 

 

森島さんは随時二度干し目を行います。

「梅の表面から塩が噴出してきたら仕上がりです。
二度干しを行い、赤い色を良くするためとさらに水分を飛ばして梅の味を濃縮します。

天日干しのときに、梅から水分が蒸発するため、梅の塩分は濃くなっていきます。
梅雨明けの土用のころの強い日差しの時と秋のからっとした晴天の時。
曇りがちな晴れの時で梅の塩分は違ってきます。
だから、梅の塩分を分析し定量化するそうです。
いつも同じ梅の味になるように管理します。
いつも同じ味に作ることが大切です。」と、森島さんは言います。

 

農作物なので毎年違う出来の梅を使い、可能な限り同じ味に作る。
もと研究者だった森島さんならではできること。

 

その言葉をかみしめるとき、ベーグルカンパニーもお客さまの期待に応えるためにいつも同じ美味しさの味で作らねばと反省しきりです。