2022年プロのベーグル屋が教えるハロウィンベーグルの作り方のコツ

見た目かわいく、食感もちもちに成形するコツとは。

皆さま、店主の茶野です。
ハロウィン時期ならではの、プレゼントにもおすすめの2色のベーグル「ハロウィンベーグル」の成形方法をお伝えします。
今年は、見た目ともちもちを両立させるためのコツを書きますね。

 

【もちもちロウィンベーグルの成形方法】

1.かぼちゃ生地とチョコ生地の2種類の簡単な作り方

2種類の生地を作るっておうちでは面倒ですよね。
その場合の方法をお知らせします。

 

最初は水分少ない固めのプレーン生地を作ります。
完全に生地を作るのはなくて、粉けがなくなったくらいまとまったところで、2つに分けます。

 

ひとつに、かぼちゃを潰したものを加えて、生地を作ります。
かぼちゃの水分が多い場合は、粉を足してください。
逆に少ないばあいは、水を足してください。

 

もうひとつにカカオパウダーを加えて、生地を作ります。
カカオパウダーは生地を硬くする効果があるので、水を足しながら生地を作ります。
カカオパウダーに直接水を入れて溶いてから、はじめのプレーン生地に混ぜるのが良いです。

 

 

2.ハロウィンベーグルの発酵

生地はふわっとなるまで発酵させましょう。
皆さまが通常おうちで作っているベーグルより発酵をとります。

 

室温が15℃くらいならば、5分から15分くらいは延長させて大丈夫です。
5分おきにタイマーをかけて、成形前の生地玉を触ってみてください。
ふわっとなったらOKです。

 

ベーグル生地の発酵に関する以前の生地は、こちら。

 

 

3.もちもちハロウィンベーグル成形方法

生地をひっぱったり、力をかけないようにします。
生地がリラックスした状態を常に保ちます。

 

①分割後も、生地が完全に緩むまで待ちます。

 

②ふたつの生地を黄色が下になるようにして、スライドして重ねます。

 

こちらが裏側。
ひっくり返してみました。
黒い生地が2cmくらい単独ででるように重ねます。

 

④めん棒で奥行きを出します。
20cm~。

 

めん棒をかけるときも、最低限の回数で。

 

⑤自分から遠い方に、チョコレートを置きます。

 

⑥チョコレートを芯にして、コロコロって力を抜いて巻いてきます。
巻き目は軽く閉じます。

 

棒状の生地が硬くなっている場合は、しばらく放置して休ませます。
15秒くらい。

 

⑦棒状をツイストをかけて、黒と黄色が綺麗に見えるようにします。
両手を端に軽く置いて、右手は上に、左手は下に、同時に動かします。

 

⑧ツイストがかかった状態のまま、円形にします。
黄色と黒色が表面にそれぞれ2か所見えるくらいが、もちもち食感になります。

 

⑨裏側にひっくり返し、棒状の先端部分を生地の上に接着させます。

 

⑩先端部分さえ止まっていれば、外れることはありません。

 

ハロウィンベーグルの2021年の成形方法については、こちら。

 

 

3.もちもちハロウィンベーグル成形動画

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4.ハロウィンベーグルの焼き方

焼き色は薄めにします。
黄色が黄色のままの方が、チョコの色との差が出て綺麗です。

 

もちもち食感にするのには、横が焼けていればOk。
それ以上焼きこむと、表面が硬くなりハードな食感になります。

 

ベーグルの焼き方についての、以前のお話しはこちら。

 

 

皆さま、いかがでしたでしょうか?
お子さまと一緒にハロウィンベーグルを作ってみても楽しいですね。
今回の記事がお役に立ちますように!